原作は、文庫本にもなった村上春樹氏による翻訳でも名高い、少年期から大人の世界に近づいていく少年たちと一人の不思議な少女との交流を書いた短編の名作である。
学習者には原文で小説を読む充実感を知って貰うために、注は出来得る限り詳しくして本文と見開き頁に配置してある。作品全体は１３のユニットに分けて、それぞれのユニットが１回の授業で終わるように配慮した。また、4種の多様で豊富な練習問題を各ユニットにつけて一般教養課程の語学テキストとしての充実を期した。