読解力を高めたいと願いながらも実力がつかない、あるいは教科書の英文は退屈だと嘆いている、本書はそういった学生でも楽しく学べるようにとの方針で作られた。素材には「物語」「自伝」「小説」「エッセイ」という四ジャンル、国籍も英米、時代も19世紀と現代、とバラエティーを富ませ英文の難易度により易から難へと配置した。原文を十分に味わえるようにするため詳注を本文頁の対頁に配し、巻末の〈英文法ガイド〉では読解に必須の事項を簡潔に解説するなど、四名の編者の経験から英語と相性の悪い学生も楽しく使える工夫を凝らした。